Webサイト監視のベストプラクティス10選【2026年版】
Webサイト監視を効果的に運用するための10のベストプラクティスを解説。監視間隔の設定から、誤報の削減、インシデント対応まで網羅。
TL;DR
効果的なWebサイト監視には、適切な監視間隔・複数リージョンからのチェック・誤報の削減・迅速なインシデント対応が必要です。この記事では、運用コストを抑えながら信頼性を高める10のベストプラクティスを紹介します。
1. ビジネス影響度に応じて監視間隔を設定する
全てのページを同じ間隔で監視する必要はありません。ビジネス影響度に応じて監視間隔を調整しましょう:
| 対象 | 影響度 | 推奨間隔 |
|---|---|---|
| 決済API・カート | 高 | 30秒〜1分 |
| メインサイト・ログイン | 中 | 1〜5分 |
| ブログ・ヘルプ | 低 | 5〜15分 |
UpGuardianでは、サイトごとに監視間隔を個別設定できます。
2. 複数リージョンから監視する
単一リージョンからの監視では、一時的なネットワーク障害を誤検知する可能性があります。以下のような誤報を防ぐため、複数リージョンから監視し、2箇所以上がダウンを検知した場合にのみアラートを発報しましょう:
- ISPの一時的な障害
- 特定リージョンのCDN障害
- DNS伝播の遅延
3. 重要なエンドポイントを個別に監視する
トップページが生きていても、重要な機能がエラーになっているケースがあります。以下のエンドポイントは個別に監視しましょう:
- ECサイト: カートAPI、決済ページ、在庫API
- SaaS: ログインAPI、ダッシュボード、Webhook送信API
- メディア: 記事ページ、検索機能、広告配信
4. SSL証明書の期限を30日前にアラート
SSL証明書の期限切れは、予防可能なサイト障害の第一位です。Let's Encryptなど90日証明書の場合、30日前・7日前の2段階でアラートを設定しましょう。自動更新が失敗していても、30日あれば手動で対応できます。
5. 通知先を用途に応じて使い分ける
全ての障害を同じ通知先に送ると、重要なアラートが埋もれます。以下のように使い分けましょう:
| 通知先 | 用途 |
|---|---|
| Slack #alerts | 全ての障害通知(チーム全員で共有) |
| PagerDuty/Opsgenie | 決済API・本番DBなど、即対応が必要な重大障害のみ |
| メール | SSL期限切れ警告など、緊急性は低いが対応が必要な通知 |
6. メンテナンス期間は監視を一時停止する
計画メンテナンス中の障害通知は、オオカミ少年効果を生みます。メンテナンス期間は監視を一時停止(Mute)し、終了後に自動再開するよう設定しましょう。UpGuardianでは、メンテナンススケジュールを事前登録できます。
7. ダウン判定は2回連続で確認する
1回のタイムアウトでアラートを出すと、誤報が増えます。「2回連続でエラー」を条件にすることで、一時的なネットワーク揺らぎを除外できます。ただし、検知時間は2倍になるので、監視間隔とのバランスを考えましょう。
8. レスポンスタイムの異常もアラート対象にする
ダウンしていなくても、レスポンスタイムが通常の5倍以上になった場合はアラートを出しましょう。完全ダウンの予兆を早期に検知できます。例:
- 通常200ms → 1000ms超えでWarning
- 通常200ms → 3000ms超えでCritical
9. インシデント対応の手順書を準備する
監視ツールが障害を検知しても、対応手順がなければ復旧は遅れます。以下の情報をRunbookとして整備しましょう:
- 障害の種類別チェックリスト(Webサーバーダウン、DB接続エラー、SSL期限切れなど)
- 関係者の連絡先・エスカレーションフロー
- ロールバック手順・緊急デプロイ手順
- ステータスページ更新の責任者
10. 定期的に監視設定を見直す
サービスの成長に合わせて、監視設定も進化させましょう。以下のタイミングで見直しを推奨します:
- 四半期ごと: 誤報が多いアラートの調整、新機能の監視追加
- インシデント後: 検知できなかった障害の再発防止策を監視設定に反映
- ユーザー増加時: 監視間隔を短縮(5分 → 1分 → 30秒)
まとめ
Webサイト監視は「設定して終わり」ではなく、継続的な改善が必要です。この10のベストプラクティスを実践することで、誤報を減らし、本当に重要な障害を見逃さない体制を作れます。UpGuardianで今すぐ監視を始めましょう。