APIエンドポイント監視の始め方 - SaaS・マイクロサービスの安定稼働
REST API、GraphQL、WebhookエンドポイントをUpGuardianで監視する方法。レスポンスタイム・エラー率・JSONレスポンスの内容確認まで解説。
TL;DR
APIエンドポイントの監視は、Webサイト監視と異なり、HTTPステータスコード・レスポンスタイム・JSONレスポンスの内容を確認する必要があります。UpGuardianなら、URLベースでAPIを監視し、異常検知時に即座にSlack通知を受け取れます。
なぜAPIエンドポイントの監視が必要か
SaaSやマイクロサービスアーキテクチャでは、複数のAPIエンドポイントが連携して動作します。1つのエンドポイントがダウンすると、連鎖的に全体の機能が停止することがあります。
主なリスク:
- ログインAPI障害: ユーザーがログインできず、サービス全体が使えなくなる
- 決済API障害: 売上が発生しない(ECサイト・SaaSの致命的損失)
- Webhook送信失敗: 他サービスとの連携が途切れ、データ同期が失敗
- レスポンス遅延: ダウンしていないが、タイムアウトでユーザー体験が悪化
API監視とWebサイト監視の違い
| 項目 | Webサイト監視 | API監視 |
|---|---|---|
| 主な確認対象 | HTTPステータス200 | ステータス + JSONレスポンス + レスポンスタイム |
| 失敗の判定 | 500エラー・タイムアウト | 4xx/5xxエラー・不正なJSON・遅延 |
| 重要性 | ユーザー体験 | ビジネスロジック・他サービス連携 |
監視すべきAPIエンドポイント
1. 認証API(ログイン・トークン発行)
ログインAPIがダウンすると、ユーザーがサービスにアクセスできなくなります。優先度は最高です。
- 例:
POST /api/auth/login - 例:
POST /oauth/token
2. 重要なビジネスロジックAPI
ECサイトなら決済API、SaaSなら主要機能のAPIを監視します。
- 例:
POST /api/checkout(決済) - 例:
GET /api/dashboard(ダッシュボード取得)
3. Webhookエンドポイント
他サービスからのWebhookを受け取るエンドポイントがダウンすると、データ同期が失敗します。
- 例:
POST /webhook/stripe(Stripe決済Webhook) - 例:
POST /webhook/github(GitHub Webhook)
4. ヘルスチェックエンドポイント
Kubernetes、AWS ECS、Cloud Runなどのコンテナ環境では、ヘルスチェックエンドポイントが正常に応答しないと、コンテナが再起動されます。
- 例:
GET /health - 例:
GET /api/status
UpGuardianでAPIエンドポイントを監視する方法
ステップ1: ダッシュボードでエンドポイントを追加
UpGuardianのダッシュボードにアクセスし、「+ サイトを追加」ボタンをクリック。監視したいAPIのURLを入力します。
例: https://api.example.com/health
ステップ2: 監視間隔を設定
APIの重要度に応じて監視間隔を設定します:
- 決済API・ログインAPI: 30秒〜1分間隔(プロプラン)
- 一般的なAPI: 1〜5分間隔(スタータープラン)
- Webhookエンドポイント: 5分間隔(無料プラン)
ステップ3: 通知を設定
ダウン検知時の通知先を設定します。開発チーム全員がリアルタイムで状況を把握できるよう、Slack通知を推奨します。
レスポンスタイムのアラート設定
APIがダウンしていなくても、レスポンスタイムが通常の3倍以上になった場合は、パフォーマンス劣化の予兆です。UpGuardianでは、レスポンスタイムが一定の閾値を超えた場合にアラートを出すことができます(プロプラン以上)。
推奨設定:
- 通常200ms → 600ms超えでWarning
- 通常200ms → 1000ms超えでCritical
マイクロサービスの監視戦略
マイクロサービスアーキテクチャでは、複数のサービスが連携して動作します。各サービスのヘルスチェックエンドポイントを個別に監視することで、どのサービスで障害が発生しているかを即座に特定できます。
例(ECサイトのマイクロサービス):
GET https://api.example.com/user-service/healthGET https://api.example.com/product-service/healthGET https://api.example.com/payment-service/healthGET https://api.example.com/notification-service/health
GraphQL APIの監視
GraphQL APIは、POST /graphqlの1つのエンドポイントで全てのクエリを処理します。監視する際は、代表的なクエリ(例: ログイン、ダッシュボード取得)を定期的に実行し、正常なレスポンスが返ってくるかを確認します。
まとめ
APIエンドポイントの監視は、SaaSやマイクロサービスの安定稼働に不可欠です。ダウン検知だけでなく、レスポンスタイムの監視も行うことで、パフォーマンス劣化を早期に発見できます。UpGuardianで今すぐAPI監視を始めましょう。